薪ストーブのある生活 〜薪準備の道具編〜

1.薪準備の道具

薪の準備には色々な道具が必要です。様々な便利なものがあると思いますが、ここでは私が使っている道具を紹介したいと思います。私の使っている道具の種類は、薪を自身で準備している方々の中では、少ない方であると思います。比較的必要最小限な道具たちであると思いますので、これから薪作りを始めようとする方々の参考にしていただければと思います。

 

大前提として、薪は通販などで購入が可能です。薪ストーブを導入した初シーズンに私は薪の準備をしていませんでした。なので一度だけ薪を通信販売で購入しました。その時購入した薪の量は、確か700Kg前後であったと思います。およそ8万円ほどかかりました。思った以上に高く感じました。薪は重たく容積も大きいため、運送費がかさむのではないかと思いました。

 

薪を購入するには思った以上にお金がかかるという以前に、そもそも家の周りに薪に適した木が自生しているため、設置当初より自分で薪の準備をしようと決めていました。私はそうした環境で薪ストーブを使っているため、自分で薪の準備をしてきていますが、薪の準備は個人でする場合とっても大変であるため、薪を通販で購入するという選択肢もあってよいと思います。そもそも街中に住んでいる方が自分で薪を準備することは難しいのかなとも思いますが・・・。

 

さて私が使っている薪準備のための道具について話していきたいと思います。

 

①チェーンソー

木を倒す際に使います。倒すだけでなく倒した木の枝をはらう際にも使用します。私の場合は大小2台のチェーンソーを所有し使い分けています。比較的大きなチェーンソーは太めの木を倒したり、切り分けたりする際に使用し、ワンハンドで使える小さなチェーンソーは、細めの木を倒したり、小枝をはらう際に使用しています。最初は中古のチェーンソーを1台3万円くらいで手に入れて使用していました。チェーンソーを使用するには、混合油やその容器、チェーンソーオイル、チェーンを研ぐヤスリなども必要です。

 

 

②ロープ

木を倒す際に、倒す方向を調整する際に使用します。手で引っ張るだけではない利用の仕方もありますが、後の木を倒すブログの中で話したいと思います。自分の中では必殺技です。

 

③バール

 60cmほどの大きめのバールです。チェーンソーで木を切る際に、木の重みやしなりなどでチェーンが木に噛んでしまいチェーンソーが動かなくなってしまう事があります。そういった際にバールを木の切り口に突っ込んでテコの原理で切り口を広げ、チェーンソーを救ったりする時に使います。

 

④一輪車

倒した木の運搬に使います。私は一輪車のバケツ部分を取り外したものを使用しています。木は水分を含んでいてとても重たいので、足腰の負担を軽減するために使用しています。一輪車が使える場所に限りますが・・・。

 

⑤斧と切り株(輪切りした薪)

チェーンソーで刻んだ薪を割る際に使用します。油圧などを利用した薪割り機もありますが高価です。私は斧1本で1シーズン以上の薪を割っています。切り株は割る薪を置くための台であります。木を倒した際の下の方の太い幹を刻んだものを使っています。

 

⑥薪棚

割った薪を乾燥させるための場所となります。私はホームセンターで購入した鉄管パイプを使って、自作で組んだ棚を使っています。ポリカーボネイトの屋根を付けています。

 

⑦革手袋

チェーンソーを使用したり、薪を運んだり、斧を握ったりするなど、ほぼ全ての作業で使用します。1シーズン分の薪を準備するにあたって、豚革の安価な手袋(500円ほど)で問題ありません。

 

⑧スパイク

サッカー用のスパイクです。山での作業現場は斜面が多く、また滑りやすいです。サッカーを楽しんでいた経験もあり、古くなったスパイクを履いて作業しています。とても重宝しています。

 

⑧古くなった服

薪準備の作業、特にチェーンソーを使用した作業では、木くずやチェーンオイルなどでとても服が汚れます。木くずなどははらってもなかなか落ちないですし、洗濯機に入れるのも躊躇するので、私の場合は古くなった服を薪準備ようストックしておき、汚れたら洗わずに捨てています。足首あたりはかなり木くずが飛んでくるので、古くなったサッカーのストッキングなんかはとても重宝します。

 

⑨軽トラ

薪を採取する場所と自宅が離れている状況では必要不可欠です。ただ私は軽トラを所有していません。そもそも山も所有していません。山に入らせてくれ軽トラを貸してくれる近所の方がいるのです。とてもありがたい事です。感謝感謝。この辺りの話もどこかで紹介したいと思っています。話は戻りますが、人力だけでの薪準備は現実的にはほぼ不可能なのではないかと思います。

 

以上が私が使用している道具になります。今後のブログでも各道具について詳しく触れながら進めていきたいと思います。

 

次回は薪を切る時期などに触れてみたいと思います。どうそお楽しみに・・・。