男飯 〜野菜嫌いの息子に愛を込めて〜

2.ふわとろオムライス

この”ふわとろオムライス”も低価格でタンパク質も多く摂れるのではないでしょうか。息子の大好きな料理の一つです。短時間で完成させることもできますよ。卵をかなり多めに使っています。贅沢ですかね?

 

・材料(3人前)

ご飯2合、卵12個、ソーセージ(私はシャウエッセン)2袋、とろけるスライスチーズお好みで、マヨネーズ、ケチャップ、塩コショウ、オリーブオイル

*ソーセージの代わりにベーコンなどでもOKです。私はシャウエッセンが一番好みですけど・・・。

 

・道具

フライパンは大きいものと、卵用の小さめのもの、ボールなどなど。

 

・作り方

①ケチャップライスを作る。あらかじめご飯を炊いておく。炊き終わったら②へ。

 (またこの時点で全ての卵を割って、ボールに入れて溶いておいてもOK。)

 

②ソーセージをカットし、大きめのフライパンで炒め、ある程度炒めたらマヨネーズを加える。中火。

 

 

③マヨネーズを加えた上に、炊けたご飯、塩胡椒、ケチャップを適当に入れ、均一になるように混ぜながら炒める。中火。

 

 

④下の写真のようになれば、ケチャップライスは完成。

 

⑤器にケチャップライスを盛り、その上にとろけるチーズをのせておく。余熱でチーズがとろけてくれます。

 

⑥ふわとろ卵を作る。卵を全て割って、ボールに入れて卵を溶いておく。

 

⑦小さなフライパンを熱し、オリーブオイルをたっぷり注いで温めておく。

中火。

 

⑧卵4つ分くらい(1人前)をフライパンに流し、菜箸でかき混ぜながら炒める。固めすぎないように混ぜます。中火。

 

⑨ある程度火が通ったら完成。半熟状態でOKです。

 

⑩ケチャップライスの上にふわとろ卵をのせて完成。お好みでケチャップを好きなだけどうぞ。ケチャップの代わりにソースなどでもいけますので、味を変える意味で、時折ソースがけで出してみるのもありだと思います。

卵が固まる前に召し上がってくださいね。

 

どうですか?簡単ですよね。前回の”坦々ご飯”よりは工程が多いものの、割合短時間で完成します。洗い物も”坦々ご飯”ほど少なくはないのですが、私にとっては許容範囲です。この”ふわとろオムライス”の子供うけはかなり良いと思いますので、もしよければ卵を思い切り使って、作ってあげてみてください。

 

次回は”サバ缶ペペロンチーノ”をお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに・・・。

 

男飯 〜野菜嫌いの息子に愛を込めて〜

1.坦々ご飯

この”坦々ご飯”はとっても簡単に出来ます。ひき肉を使うため、比較的材料費もかかりません。ひき肉の質が美味しさにかなり影響を与えるように感じます。ご飯は進みますよ!

 

・材料

ひき肉 ごま油 おろしニンニク おろし生姜 エバラ焼肉のタレ コチュジャン(下の写真にはありませんが・・・) ラー油 

*今回3人前であります。

ひき肉は600gくらい、ご飯は2.5合使いました。

 

・作り方

①フライパンにごま油を多めに入れ温める。

②ひき肉を入れ、おろしニンニクとおろし生姜をお好みの量入れる。中火。

③火が通ってきたら、エバラ焼肉のタレとコチュジャンとラー油をお好みの量入れ、よく炒める。中火。

 

④よく炒めたらご飯の上に盛り付けて完成。お好みでキムチや生卵や卵黄をのせても美味しいですよ。

 

いかがでしょうか?とっても簡単ですよね。息子も「うまい」と言って、かなりの量を食べてくれます。洗い物もかなり少なく済みますよ。お好みに合わせてタレやコチュジャン、ラー油の量を調整して楽しんでみてください。

 

次回は”ふわとろオムライス”です。どうぞお楽しみに・・・。

 

 

男飯 〜野菜嫌いの息子に愛を込めて〜

【自己紹介】

私は50代男性です。家族構成は妻と、もうすぐ高校を卒業する男の子一人の3人家族であります。共働きで妻の帰りが遅くなることもあり、私は夕食作りを数年前から行うようになり、最近は週4日以上作っています。

 

料理をすること自体は嫌いではないのですが、買い物と後片付けがあまり好きではありません。しかしありがたいことに、私が作った料理を美味しいといって家族が食べてくれることが多いので、とても嬉しく思いますし、作り甲斐も感じています。とは言っても特に仕事から帰ってきてからの家事は大変であると実感します。みなさん、お疲れ様です、感謝感謝。

 

ところで私の息子は大の野菜嫌いであります。野菜だけではなく、キノコ系、刺身や海鮮も食べようとはしません。息子が小学生くらいの頃は、好き嫌いが多いと将来的に困るのではと親としては考えていました。妻が色々工夫して料理を作って息子に出していましたが、少しでも野菜のカケラを見かけると息子は拒絶。時間をかけて食べてもらうような時期もありましたが、無理矢理食べさせることもどうなのかと考えを改め、今では嫌いなものを食べてもらうようには仕向けず、食べれるものだけで料理して息子に出していく方向にしています。ちなみに野菜を食べないからといって、体調が悪くなることはなく、むしろ風邪などほとんど引いたことはないと思います。

 

参考までに、私の息子が食べれる食材は、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、ソーセージなどの加工食品、焼き魚、納豆、豆腐、米、麺類、パン、ヨーグルト、牛乳くらいに収まってしまいます。また野菜と言って良いのかわかりませんが、ジャガイモやサツマイモは大好きなようで食べれます。また一般的に子供が好きな料理を好んでいません。カレーは好きではないと言っています。ハンバーグはここ最近食べるようになりましたが、これもそれほど好きではないようです。エビフライに至っては、一口も食べたことがないにではないかと思います。

 

少し前置きが長くなりましたが、そんな好き嫌いの多い息子に対して、その父親である私がよく夕食として作っている男の料理「男飯」を紹介していきたいと思います。ただそんなに期待しないでください。レパートリーは多くありません。かなりのヘビーローテーションで作っています。

 

その男飯のコンセプトを挙げるとするならば、

1、息子が食べれること

2、簡単にできること・工程が多くないもの

3、片付けが少なくて済むもの

4、できる限りタンパク質多めであること

5、家族が美味しいと言ってくれるものであること

といったところでしょうか。

 

今後私が作っている男飯を1品ずつ数回にわたって紹介していきますので、どうぞお楽しみに・・・。

 

また以前「薪ストーブ」というブログも公開していますので、もし興味のある方がいるようでしたら、読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

薪ストーブ生活  〜薪を乾燥させる編〜

6.薪を乾燥させる

この工程は薪作りの最終工程となります。薪割りした木を薪棚に収めていく作業です。

 

 

この工程は私にとっては面倒なそれの一つとなっています。木を割ると当然数が増えます。重さは変わらないが数が何倍も増えるため、こなさなければならない数がとても増えてしまった感覚に陥ります。

 

薪棚に収めていくにはある程度整然と並べていく必要があります。そうしなければ限られたスペースに多くの薪を収められないからです。ただ投げ入れれば良いわけではありません。並べるには基本一本づつ積み上げていくことになります。斧を入れた倍数で薪の数が増えているので、並べはじめは気が遠くなりそうになります。私の場合、薪棚の近くで薪割りをするので、移動距離は5mほどでありますが、これを何十回も往復運動しながら薪棚に収めていくことになります。もっと多いかもしれません。

 

まず収める薪を選び、かがんで、右手に一本、左手に一本と薪をつかみ、薪棚に移動し、薪を収める、そしてまた割り散らかした薪たちの元に戻り、収める薪を選んで・・・の繰り返し。これを何回も何回も繰り返すのです。

 

意外に握力などが落ちてきます。腰への負担もあります。何よりうんざりしてきます。並べはじめはキレイにこだわって並べようとしますが、それも束の間です。キレイに並べるために運ぶ薪を選ぶそのエネルギーがもったいなく感じます。選んでいるその僅かな時間も惜しくなります。いつの間にか偶然目に入った薪を手でつかむ、それくらいまで妥協しています。

 

延々と・・・。

 

ただこの作業を諦めずに続けていると、必ず終わりが見えてきてきます。そして全てを薪棚に収め終わると、この工程でも半端のない達成感を得る事ができます。薪棚に並んだ薪を眺めていると、やり遂げた思いが込み上げてきます。よくやったぞ、自分!といった感じです。

 

あとはシーズンまで放っておくだけであります。台風シーズンなどの強風で、薪棚のポリカーボネイトの屋根が外れたりすることもあるため、多少薪棚自体を気にする程度です。

 

以上数回にわたってのブログが、私独自の薪準備、薪づくりについての雑感的な内容となります。いかがだったでしょうか?これから薪ストーブ生活を考えている方、もしくは薪ストーブをすでに使っており、自分で薪を準備している方にも少しはお役に立ちましたでしょうか?また何かお役に立ちそうなアイデアがあれば発信していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

薪ストーブ生活  〜薪割り編〜

5.薪割り

いかにも”薪ストーブやっています”といった気持ちにさせる、薪ストーブ生活の象徴的な作業であると思います。油圧の薪割り機を使っている方もいるようでありますが、私は斧一本で行います。大変でしょ?と良く言われますが、そうでもないと思っています。1シーズン分の薪割りを数日で終えることが出来ます。時間にして10時間もかからないのではないでしょうか。見た目ほど力がいるわけではないです。薪運びやこの後に発信する乾燥のための薪棚へ薪を並べる作業の方が、私にとっては大変であると感じています。確かに握力は使うため、後半斧を持つのが危うくなってはきますが・・・。どちらかというと薪を薪割りの台に載せる際に腰をかがめたりする動きの方が負担で、疲労の原因となっていると感じます。

 

薪を割る時期は、木を刻んでから早めが良いと言われています。実際木の切断面が乾燥してくると割りにくくなります。とは言うものの、私の場合は毎年GWの連休にまとめて割っているので、木を刻んでから2〜3ヶ月くらい放っています。それでも薪は割れてくれます。

 

薪の種類によって割れやすさは異なります。針葉樹は簡単に割れます。手刀でも割れそうな感じがしてしまいます(笑)。広葉樹は少し割りにくくなります。その中でも比較的簡単に割れるのがクリの木です。しかし以前にも発信しましたが、私はクリの木を薪として好んでいません。薪としての火力が弱いため、クリを薪にする作業時間がもったいない感じがしてしまいます。サクラについては、木自体は柔らかいのですが、木の皮が頑固で割りにくく火力も弱いため、クリの木と同様好んで使っていません。

 

好んで使う木は、トチ、ナラ、クヌギケヤキ、カシであります。実際にはナラ、クヌギケヤキは近くにあまり自生していないです。なので私が割っている木は、トチとカシが主となります。

 

カシの木の方がやや割りにくいものが多いです。繊維が密で絡まっているような感じで、ぱかっと割れてくれることはあまりありません。トチの木の方が気持ちよく割れてくれますが、見るからに捻れて伸びているような、強風に鍛え上げられたような個体のものは割れにくい印象です。部位によっても異なり、節があると割りにくくなります。木の股になるような部分を股部分で割ることはおよそ無理であります。股を直接割るのではなく、股から伸びた足の部分を割ってあげ、乾燥しやすい状態にしてあげます。

 

斧を使う際は、薪のどちらの断面に斧を入れ、どこに斧を当てれば良いか、など考えばがら行っています。うまく割れなかったら薪をひっくり返して斧を入れるとすぐに割れることもあります。割れやすい向きがあるのでしょう。そんなことを考えながら行っていくと、薪割りのコツが掴めたような感覚になることもあります。

 

割れにくい時はバールを使います。斧では割れなかった場合、斧で作った割れ目にバールを突っ込んで、テコの原理で割いてあげます。例えが良いのかわかりませんが、割けるチーズみたいな感じでしょうか・・・。ともかく斧だけではなくバールもよく使って割っています。

 

付け加えておきたい、きっと役立つ情報があります。薪ストーブに火を入れる際、着火用として小枝や着火剤などを使う方がいると思います。私の場合は、この薪割り作業で出てくる、木の破片、木のささくれを使います。木の破片、ささくれとはどういうものかというと、薪を割るとその際に木の繊維に沿った木屑が、木が割けた面から出てくるものです。大きさは色々で、数センチの長さから、30cmくらいの長いものまで意図せず出てきて、薪を割っているとどんどん溜まってきます。私はこの木屑(木の破片、木のささくれ)をカゴなどに入れて乾燥させておきます。薪ストーブのシーズンには十分乾いているので、この木屑が着火剤がわりになり、火入れ、焚き付けに役立てています。わざわざ小枝を集めに行ったり、着火剤を買う必要はありません。もし良ければ参考にしてみてください。

 

薪割りには見るから凶器である斧を使います。私は幸いにも怪我をしたことはありませんが、この斧が体に当たったらと思うとゾッとします。くれぐれも怪我をしないようお互い気をつけて取り組んでいきましょう!

 

次回は割った薪を薪棚に収める、乾燥させる工程です。どうぞお楽しみに・・・。

 

薪ストーブのある生活 〜倒した木を運ぶ編〜

4.倒した木を運ぶ

この作業が何よりも大変な工程であると私は痛感しております。この工程を楽しんで行えるかそれとも嫌々取り組むのか・・・。

 

まず、倒した木をチェーンソーで刻み運べる状態にします。この作業は、木の太さによって刻む長さを考えながら行います。薪ストーブに入る長さを考慮するのですが、私の場合は薪の長さを40cm以内にしています。ですので刻む長さは40cm、もしくは倍の80cm前後を目安にしています。かなり太い場合はとても重たいため、40cmより短くしています。木を倒した場所、運び出す場所によっては短くしないと運べない場所があります。刻んだ木を下ろす場合は、木を転がせば良いので大きめ長めでも良いのですが、時には谷のような場所から木を上げなければならないこともあります。そうした場合には、短くして作業性を重視します。

 

そしてその後が問題の運搬です。軽トラが利用できる場所まで運び出さなければなりません。もちろん人力であります。一輪車が使える場所はまだマシです。問題は身一つで薪となる刻んだ木を運び出さなくてはいけない場合です。多くの場合がそうした状況であります。

 

とにかく筋力を使います。足の先から握力、背中や首の筋に至る全身の筋力を使います。運び出す木の量はおよそ1シーズン分ですので、1トン弱の量を運ぶ事になります。1往復すれば良いだけではありません。何往復も何往復もするわけであります。重たい木を持つという筋トレだけではなく、何往復も移動するという持久力も半端なく必要となります。計ったことはありませんが、消費カロリーはとてつもないと思います。実際この作業を数時間行った日の体重を測定すると数kg減量しています。数日間筋肉痛も続きます。また重たいものを持って足場の悪いところを歩くわけですので、体幹バランスも否応なしに鍛え上げられます。とにかくめちゃくちゃ疲れます。延々と繰り返されることで、気が遠くなることもしばしば・・・。

 

こうした工程を毎年繰り返してきているので、薪の準備の時期になると、「またあの作業が待っている・・・」と憂鬱になります。ただネガティブに考えていると本当に嫌になってしまいますので、「今年も恒例の短期集中の筋トレをやりますか!」「体幹鍛えちゃいますか!」といったポジティブ思考で臨むようにしています。実際、この工程をやり終えると達成感が半端ありません。清々しさもあります。一石二鳥以上の価値がある作業にも感じます。またダイエットする方にはもってこいの作業なのでは?とも思います。

 

以前にも話しましたが、薪は購入する事ができます。一方自分で薪を準備することで、お金をかけずに薪を入手し、筋トレにもなり、山を綺麗にする事にもつながります。このブログの発信の主なテーマの一つがこの薪運びの大変さを伝える事でした。薪ストーブ生活を考えている方は、この大変さを覚悟した上で薪ストーブ導入を検討していただけたら幸いです。

 

次回は薪を割る工程をお話ししたいと思います。いかにも薪ストーブ生活をしている感がある工程です。どうぞお楽しみに・・・。

 

 

薪ストーブのある生活 〜木を倒す編〜

3.木を倒す

自己紹介編でも少し触れましたが、薪ストーブやそれに関連する基本的、一般的な内容については、このブログで発信いたしません。チェーンソーで木を倒す際の方法や手順についても、わかりやすい内容のものが世の中に多く発信されていると思います。そちらを参考にしてください。ここでは私独自の視点やオリジナル?的な内容を伝えていけたらと思います。

 

①木を倒す前の準備

薪にしたい木がある場合、すぐにチェーンソーで倒せれれば良いのですが、管理されていない山などでは小さな木々が生い茂っていたりし、木を倒す作業スペースがない場合があります。作業スペースが確保されていないと、安心して木を倒すことができませんし、倒した後の木を刻む作業の際、生い茂った木々が邪魔をするストレスが多い中での作業を強いられます。ですので、倒そうと思っている木を見つけたら、私はまず作業スペースの確保のため小さな木々の下刈りすること大切にしております。小さな木々は障害物となります。木を倒すという危険な作業をする際に障害物があると、いざという時の命取りになる危険性もあります。ちょっとした木が足に引っ掛かるだけで、思ったように体を動かせなくなるものです。下刈りをしっかり行なってほしいと思います。下刈りをする際には木を倒す方向なども考慮すると、その後の作業がストレス少なく行えると思います。

 

②倒す際の心構え

チェーンソーで木を倒すという経験をする人は多くはないと思います。私も薪ストーブを導入したことで、初めてチェーンソーを握り、初めて木を倒す経験をしました。最初は細い木を倒すことで少しずつ慣れ、太い木を倒すまでに至りました。今でも木を倒す際は緊張が走ります。怪我をしないよう、しっかりと状況を把握してチェーンソーを握ってほしいと思います。

 

木が倒れる際、ものすごい音が響き渡ります。こんなことしてしまって良いのか?と思うくらいの轟音・地響きです。その轟音や地響きに圧倒されそうになります。その轟音や地響きを体験すると、やはり木という生命は何年もかけて大きくなってきた大地の生命力みたいなものや偉大さを感じます。そうした気持ちを体験したこともあり、私はいつも木に対して感謝の気持ちを心の中で唱えてからチェーンソーを入れています。

 

③意図する方向に倒れそうに無い時の必殺技

斜面の傾きや木の曲がり具合、枝の生え方によって、意図する方向に倒せそうにない場合があります。重力や物理に逆らうことはできません。私は基本一人で木を倒しています。業者のように色々な道具や重機もありません。無理をしすぎることはありませんが、なんとか意図する方向に倒せそうだと思ったら、以下の必殺技を使ってチャレンジしています。

 

・必殺技その1  強い北風や北西風を利用する

木を倒す時期は秋から冬にかけてで、日本の西高東低の気圧配置になりやすいです。そのまま倒しては都合が良くないと思った時には、そうした気圧配置の日を待ちます。木の上の方には枝が広がっており、西高東低の強風の影響をかなり受ける事になります。チェーンソーでの切れ込みを倒したい方向に入れ、強風での力も借りることで、本来自然に倒れる方向から角度を変えて倒すことが出来ます。全ての木にできるわけではありませんが、枝の広がり具合や木の幹の太さによっては、20〜30度くらい倒す方向を変えられるように感じます。

 

・必殺技その2  ロープを使う

ロープを使うといっても、木にロープをくくりつけて引っ張るのではありません。もちろん細く小さめの木では有効であります。倒したい方向に切り込みを入れ、そこからはチェーンソーを入れずに倒したい方向にロープを引っ張る。一人でも小さめの木であれば出来ます。しかし大きめの木を人力で引くことは不可能です。

 

ここでは、倒したい木以外の他の木を2本使います。倒したい木が意図する方向に倒れそうにない時、倒したい木と三角関係にある他の大きめの木を探します。倒したい木を意図する方向に力が掛かるよう、ロープをもう一本の木にくくりつけます。次に倒したい木に切れ込みだけを入れます。最後に2本の木に張ったロープの中央にめがけて3本目の木を倒します。この木の重みにより、倒したい木を意図する方向・不自然な方向に倒すことが出来ます。3本の木で三角形を作り、支点・力点・作用点を使って倒すイメージです。その場の木々の配置にもよりますが、整えば可能です。成功すると知恵を振り絞った感覚・充実感を得ます。チャレンジしたい方は安全確保の上で行ってみてください。

 

④その他、木を倒す際の注意点

 

木の上の方は枝が広がっており、隣同士の枝が絡んでいる場合があります。そういった枝の力は想像以上で、枝同士がひっかることで木が倒れてくれなくなる事があります。枝の力を甘くみないで、絡み合う枝の様子をみながら、木を倒す順番などを考慮するなど慎重に行ってみてください。場合によっては2本同時に倒すといった事が必要かもしれません。そうした場合、木が想定外の倒れ方をすることも考えられます。退避スペースを確保しながら行ってほしいと思います。

 

また太い木を倒す際にはかなり慎重になるのですが、少し慣れてくると細い木を倒す際に慎重さを欠くようになりがちだと思います。私も実際そう感じる場面が多々ありました。大きな怪我には至っていないのですが、「テキトーにやりすぎたな・・・」「危なかったな・・・」といった事がありました。細い木、小さな木でも木を倒す際は慎重になって取り組んでいきましょう。

 

以上が木を倒す際の独自でオリジナル?な内容となります。参考にしていただけたかどうかは不明ですが、とにかく安全第一です。薪ストーブ生活を継続するには、とにかく安全第一で取り組んで行きたいものです。

 

次回は最も私が面倒だと感じる、木を運ぶ編をお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに・・・。